日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「アンナチュラル」

アンナチュラル Blu-ray BOX

2018年1月期のTBS金曜10時ドラマ。もう5年前なんだ。。

重版出来!」「逃げ恥」の野木亜紀子オリジナル脚本。「アンナチュラル」の後、2020年の同枠の星野源綾野剛の警察バディもの「MIU404」も同じ野木脚本で、「アンナチュラル」と同じ世界設定のドラマだったりします。

アマゾンプライムビデオで観れるなーと思っていたんですけど、観だしたら止まらなくなり結局全10話全部観てしまいました。
本放送では第1話だけ観て、再放送で全話視聴済。その後録画していたのを2回くらい観ています。

主題歌は米津玄師の「Lemon」

www.youtube.com

主演は石原さとみ。共演は、井浦新市川実日子窪田正孝松重豊。法医学もので、タイトルの「アンナチュラル」は、石原さとみの勤務する不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory)=通称UDIラボ、から。UDIラボに持ち込まれたご遺体を検死する中で、真実を見出し事件を解決する。基本1話完結ですが、全編を通して井浦新演じる中堂が恋人を殺された事件の真相を追う話が進んでいきます。

令和2年の警察における全国体取扱状況169,496のうち、司法解剖、調査解剖等解剖して原因究明されたのは18,339、10.8%になります。
(厚生労働省:死因究明等の推進に関する参考資料)
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/shiin_sankou.pdf

ドラマの中でも言われていますが、明らかに事件性がない限り、解剖はされない。その為、自殺、病死と扱われるものの中には他殺された可能性があるものもあるかもしれない。

よく「あの人は自殺するような人じゃない」とか「身体にはすごく気をつかっていたのにどうして突然」なんてことはよくある。でも実際にご遺体を解剖してみないと本当のことはわからない。
日本の医師数約32万人に対し、法医学者は150人程。慢性的に人手不足の状態らしい。
「亡くなられた方からのメッセージを汲み取り、法医学者の社会に対する代弁が、現在・未来を生きる人々に活かされる」それが法医学者の重要な役目。生きている人を診るお医者様も大切ですが、法医学も大切な仕事であることは言うまでもありません。

たとえば、今引きこもっている私。カミさんは昼間仕事に行っていて、帰ってきたら死んでいたとして、病院以外で亡くなった場合はすべて変死体として扱われますが、10%しか解剖されない現状では、恐らく現場判断で死因が特定されてしまいます。特に今の状況だと、自殺扱いされても何ら不思議ではない。あ、血圧も高いから病死の可能性もあるか。。

1989年上野 正彦先生の「死体は語る」を読んで、司法解剖の世界に興味はありましたが、いかんせん私は完全文系。自分はなれなかった。
フジTVの「監察医朝顔」も法医のドラマでした。
こういったドラマで、少しでも法医学を目指す人がいるとよいのだけどなかなか厳しいんでしょうね…。

続編やってほしいドラマです。

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村