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「ショーケン 最終章」

ショーケン 最終章

萩原健一著・講談社
ショーケン」を読んでショーケンの最期まで書かれた続編?である「ショーケン最終章」を。
内容は、「ショーケン」の後半生。
小さい頃、「太陽にほえろ!」のマカロニ、「傷だらけの天使」の木暮修に憧れました。複雑な家庭環境、破天荒な若年期、4回の結婚と3回の離婚。いくつものスキャンダルを糧に役者として歌い手として成熟していく。
根は優しくて臆病で真面目なんでしょう。ここら辺は自分とも似ています。ただショーケンのような生き方は疲れそうで、やっぱり自分にはできない。人からの評価を気にしないで自分を貫くのはかなり大変。あえて火中の栗を拾う人生。
シンガーとしても決して美声ということはなかったけど、情熱を感じる歌い方はかなり好きです。
本の中で、「がんで亡くなったジョー山中は、キーを下げることに最後まで抵抗していた。確かに彼の武器は音域の広さと伸びのある高音域にある。(中略)過去のイメージにとどまったり、若い頃の思い出と一緒に足踏みするのではなく、今ある自分という素材を使っていかに表現するか。」とありました。

人は生きていれば必ず歳をとって、若い頃と同じようにはいかない。特に見た目、声帯は、老化が進むと明らかに衰えてくる。
それに抗い生きていくのも一つの人生です。そこには沢山の努力が必要だし偉いと思う。
でも自分にはできない。以前は毎週のように歌っていたけど、もう何年も歌を歌わなくなっており、その前から高音が出なくなってきていたので、今はもう昔のようには歌えなくなってるに違いありません。
そうなってくると、オリジナルキーではなく自分なりの歌い方しかできなくなる。それはそれでよいのでしょうが…。

ショーケンは、病身を押して「不惑スクラム」「いだてん」でしっかり演じ、俳優としてもしっかりと”ショーケン完結”を迎えた。とはいえ68歳での病没は残念。もう少し見ていたかった。
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