下赤塚には学生時代に3年間住んでいました。当時2.4万円の6畳一間トイレ付風呂なし木造モルタル2階建アパート。踏切の近くで始発から終電までとにかく「カンカン…」と煩かったけど、昼間は学校に行っていたんでほとんどいないし、朝は目覚まし代わり、夜は終電過ぎれば静かなんで格安物件でした。お風呂は近所のお風呂屋さん徒歩5分くらい。住んでいたアパートもお風呂屋さんも今は無くなりました。
既にほぼ40年前なので新しい店は全く分からず、TVで取り上げられた店も「創業50年以上の老舗」とかじゃないとわからない。
駅前の商店街は店は入れ替わっているけどそのままあって、観たことある看板もちらほら。
山田五郎さんも言っていましたが、急行の止まらない駅の雰囲気は似ていて、あまり開発されていない。
その通りですが、それでも40年は長い。
今住んでいるところは最初は2LDKマンション、その後4LDK賃貸テラスで現在4LDK持ち家と引っ越ししていますが、30年以上最寄り駅は変わらず。最初に今の街に引っ越してきた頃は1年くらい下赤塚の床屋さんに通ってました。
床屋さんて新しいところに行くのって勇気いるんです。
番組では取り上げられなかったところでも、TVカメラがパンする時に「あーあの店なくなっちゃったんだー」とか「を、あの店まだあるんだー」と感慨しきり。
私の習性として基本冒険はしないので、駅からアパートへの道は2,3通りしか使わず、それ以外の路地やちょっと遠回りして…なんてことはしないので、住んでいても近隣の事すら知らなかったりする。
実は今住んでいるところも半径100mくらいと駅前くらいは何とかわかりますが、それ以上はわかりません。
そういう意味では地元愛って昔からないんですよねぇ。住んだことのある街には人並みにノスタルジーはありますが、結局今生は仮初の宿みたいな感覚です。