日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

試合と選挙

川崎市春季弓道大会に無事参加。
試合は参加することに意義がある、と思っています。勿論入賞する方が嬉しいけど、中り外れを気にするよりも、いつも稽古する場所以外、どんな大会であってもいつもと同じ射ができるようになることが大切です。
だから、全然自分の射は駄目だよなぁと思っても、できる限り試合にはエントリーするようにしています。
今回もダメダメ。2/8中。昨日の練習ではそこそこ中りも出ていたし、いい射と思える感じもあったんですが、基本メンタル弱いんですよね…。久々に練習してしかも50射以上しちゃったんで、肩に違和感もありました。
練習量が絶対的に足りません。やっぱ上位にいる方は練習量が多い。私みたいに中途半端じゃない。もう少し真面目に練習しよう。

で、8射だけだったんですが、肩に痛みがあってその後残っての練習は参加せず帰宅。家で鎮痛剤を塗り横に。
今日は統一地方選挙の投票日で、カミさんもまだ投票行っていなかったので、行くときに起こしてもらうよう伝え午睡。7時過ぎ投票所締切ぎりぎりに滑り込みセーフ。
選挙もできる限り行くようにしています。特定の政党支持はありません。しかしながら政治の役割は大切だと思っていますし、自分の意見を反映する政治であってほしいという思いはあります。なかなか難しいけど。
なので、自分と意見が多少異なっていても、この人なら…と思える人を選ぶようにしています。


一般市民は総じて自分の事しか考えていません。それが悪いことだとは思いませんが、有権者の意見ばかり耳を傾けて結局何もできない政治家は駄目です。
そういうミーイズムの権化のような市民に対して「今はよくないし、これからも苦労を強いるかもしれないけど、こうすることが将来絶対に良くなるから私を議会に送って欲しい」と説得してくれる人の方が信じられます。


選挙に行かない人は多い。今回も投票に行った時の投票所の投票率は30%に満たないくらいでした。自分が議会に行って発言できない以上、代表となる人を市議会や県議会、国会に送って意見を反映する。民主主義国家にいて選挙権を行使しないのはもったいないです。

 選挙に行くとその日の夜の選挙特番も面白くみれますしね。


にほんブログ村 その他スポーツブログ 弓道へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村

練習

 午前中歯医者に。
 半年くらい前から奥歯が痛んでいて、被せてあるクラウンの根元から土台となっている歯根が飛び出していて舌に触っており気になっていました。
 中で歯根が割れており、麻酔をして欠片を抜きました。ふとしたきっかけで口の中が血だらけになっていて気持ち悪かったのでめでたしめでたしです。

 で、午前中のそんなことで疲れ、ボーとしていたのですが、来週末は土日は予定があって弓がでいない事を思い出し、4時頃弓道場に向かいました。
 明日試合だということをすっかり忘れていて、前日でも大丈夫かなと思ったら、事前申し込みが出来てほっとしました。

 その後3時間で60射。羽分に数本届かずでしたが、これ以上やると明日の試合に悪影響がでそうだったので終了。

 弓道って、本当に巧い人でもない限り百発百中はありません。だいたい半分くらい的中すると巧いねって言われます。この射た数の半分中ることを”羽分け”といいます。
 どんな状況にあっても冷静さを失わず半分以上の中りをコンスタントに出せる人はやっぱりすごいです。なかなかその域に達するのは大変。

 youtubeとか、ごく稀にTVで弓道の試合が放送される事がありますが、大体の場合決勝だったり、称号者の矢渡しであることが多く、みんなパンパン中てます。でもそこまでいかない人弓引きが沢山います。
 
 中てる事で言えばまず半分コンスタントに中てること。出来れば射形も常にきれいに。
 弓道ってかっこいいんです。中る事も大切だし、中る人はかっこいいけど、どうせ中るならかっこよい射で中てることが大切。
 落ち着いた射は、仮に中りがなくてもかっこいい。
 まずははたから見てかっこいい射を目指したいものです。


 にほんブログ村 その他スポーツブログ 弓道へ
にほんブログ村

 

 
 

「ツルネ -風舞高校弓道部- 2」


綾野ことこ著・KAエスマ文庫

 高校弓道を描いた「ツルネ -風舞高校弓道部-」の続編。昨年2月初版で今のところ最新刊。
 1年生のみで、強豪桐先高校を向こうに回し県大会を制した風舞高校の5人。次の目標はインターハイ
 一方の桐先高校は失意の中、来年の大会を目指す。ところが今年は記念大会で、地方大会に優勝することでインターハイ出場枠が貰えるという。
 地方大会の会場で、湊は中学時代弓道部の先輩だった二階堂と再会する。二階堂は辻峰高校の2年。国体選手を擁する高校で、桐先と並んでインターハイの優勝候補。さて勝敗の行方が気になるところですが、それは読んでのお楽しみ。

 2巻では、各登場人物の弓に対する思いがさらに深く描写されています。
 遼平は剣道をやっていたのだけど、剣道は敵がいて、敵に打ち込まれると痛いって思うのと同様、自分が決めると相手も同じくらい痛い。それが嫌で弓道を始めた、と言っていましたが、私もまったく同じ理由。
 弓の敵は的であり、自分自身。中るも中らないも自分次第。

 正射必中という言葉がある。
 正しい射でなくても中ることはある。でも正しくない射では確実な中りにはならない。正しい射を極めると必ず中る。これが正射必中という意味。
 ただ中てればよいというものではない。よく中る人でも必ずしも理想とする弓引きとは言えない。射位に立っての射法八節だけでなく、射場での立ち居振る舞いがやはり大切。

 愁くんは高校生とは思えない素晴らしい弓引きです。コーチの滝川も若いけど指導者としても素晴らしい。風舞高校のみんなも悩みながらもどんどん成長していって頼もしい。
 
 季節も良くなってきた。
 再来週から三段講習会も始まる。
 今年もたくさん練習して、試合にも出、少しでも理想とする弓引きになりたいものです。

にほんブログ村 その他スポーツブログ 弓道へ
にほんブログ村 




満員電車で三重十文字を意識する。

 通勤時間は、実はあまり変わっていません。ドアtoドアで80-90分。3月までは電車乗換えが3回ありましたが、4月からは1回になったのでその点は楽になりました。
 しかし、都心に向かう電車は、無茶無茶混んでいます。終点まで乗るので奥に入ろうと思っても奥に入れない。するとドアが開くたびに押し込まれて常に混んでいるところに立たないといけないのは何とかしたいところ。
 3月まで乗ってた経路では混んでいるとはいえ、ここまでじゃなかった。
 更に新宿で乗り換える山手線がまた激込で、まさにすし詰め状態。乗り換えが少ないから本読めるかと思ったら、全然読んでられません。
 まだ通勤電車に慣れていないので、降りる駅の階段のある位置とかが判らず適当な社労に載っているのも時間が掛かる原因です。
 歳取ってるせいもあるんですよね。間違いなく体力がなくなっています。

 弓道をやっていると体幹が鍛えられるといいます。
 というよりも、体幹やバランスが中りに影響します。
 弓道では、両足先の線、腰の線(腰骨の左右)、両肩の線が、脊柱を正しく垂直に保持する形にし、脊柱(背骨)、項(うなじ)、を上方に伸ばすことで身体を安定させることが大切です。これを三重十文字といいます。
 そういう意味では、揺れる車内でいかに体勢を保つか。これも練習と思って、三重十文字を意識して、毎日電車に乗る事にしようっと…。


にほんブログ村 その他スポーツブログ 弓道へ
にほんブログ村

 

27歳の父

 今は別居している長男の誕生日でした。
 半年くらい前から彼女と同棲をしており、どうやら結婚をするらしい。両家のお食事会を…とお誘いがありましたが、なかなか予定が合わずまだ日程が決まっていません。


 わたしが27歳の父だものなぁ。人生終盤だなぁ。
 私「山羊座、大器晩成らしいよ」
 カミさん「じゅうぶん晩なんだけど、そろそろ成りそう?」
 私「いやー兆候もないねぇ」
 カミさん「あー失敗した。そーいえば結婚する時も大器晩成とか言ってたよね」
 私「・・・」
 カミさん「信じた私が莫迦だった」
 私「ほら、子供たちも素直に育ってちゃんと社会人やっててさ、いろいろあるけどちゃんと私も会社行ってお給料運んでくるしえらいでしょ」
 カミさん「そーじゃないんだなー。それに子供たちがまっすぐ育ったのは私の手柄であなたの手柄ではない」
 私「・・・」
 

まーね。
カミさんの言うことはもっともなんで、何の反論もできません…(^_^;)。 


にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村

「ツルネ -風舞高校弓道部-」

KAエスマ文庫 ツルネ ?風舞高校弓道部?
綾野ことこ著・KAエスマ文庫

 第7回京都アニメーション大賞小説部門審査員特別賞受賞作とのことで、京都アニメーション発行の文庫で刊行されていますが、いかんせん配本が弱い為書店でなかなか手に入らない。amazonとの契約もしていないのか、通販でもなかなか手に入らずやっと読めました。

 主人公の鳴宮湊くんは高校1年生。小学生の頃から弓道を始めたが、中学生最後の試合に早気にかかってしまい、それが原因で試合は敗退。
 早気というのは、弓道での癖、病気ともいい、しっかりと引き切らないうちに矢を離してしまうこと。精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことをゴルフではイップス (yips)といいますが、まぁそういうこと。
 このショックで高校では弓道部に入らないときめていたものの、先に弓道部に入った幼馴染の静弥、遼平から強い誘いを受けるが、弓道を再開する気分になれなかった。
 ある夜、近所の神社の境内にある弓道場で綺麗な射と弦音を耳にする。弓を引いていたのは滝川雅貴という青年。滝川もかつて”早気”に悩まされた過去があった。滝川との交流で弓道部に参加することを決める湊くん。
 静弥、遼平の2人と、女の子に人気の七緒と、七緒のいとこで弓道に真剣に取り組んでいる故に弓から逃げてる湊と反りが合わない海斗、そして湊の5人が弓道を通して友情を育む。


 弓道は学生の体育系部活の中でも人気のクラブ活動。私もやりたかったけど新設高校だったせいかなかったんですよね(卒業数年後にできたようです。今は部員0で道場のみがありました)。大学弓道は高校時代からやってる人には敵わないのでパス。そんなこんなで社会人になってから始めましたが、やっぱ高校時代から出来たら人生変わってたよなぁって思います。
 学生弓道はとにかく的中至上です。3年という短い時間で試合に勝ち進んでいかないといけないわけですから、仕方ないという側面もあります。何より毎日たくさんの射ができるというだけで、社会人とは練習量がそもそも異なります。
 弓道個人競技のように言われますが、試合は3人ないし5人一組、一人4本計20本(または一人8本計40本)射て中り本数で競います。なので一人ひとりの中りがとても大切になってきます。


 第1巻では、湊くんが弓道を再開し、個性的な弓道部のメンバーと徐々に心を許し合って、県大会に臨むところまで。
 1月までNHKでアニメ化されていたのがこの1巻までの話。滝川の事故他いくつか前後したり内容を変えたりしたところもあるので、アニメを見た人でも新しい気持ちで読めると思います。

にほんブログ村 その他スポーツブログ 弓道へ
にほんブログ村

「令和」の意味

 いよいよ発表されました新元号「令和」
 万葉集をその出典とするというのは上代文学専攻としてはうれしい限り。
 早速ゼミの先輩が出典を口語訳してくれてました。一応無記名条件で転載許可頂きました。


万葉集」巻五
 梅花(うめのはな)の歌三十二首并せて序
天平二年正月十三日に、帥(そち)の老(おきな)の宅に萃(あつ)まりて、宴会を申(ひら)く。
時に、初春の月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす。
加之(しかのみにあらず)、曙の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)を掛けて蓋(きにがさ)を傾け、夕の岫(くき)に霧結び、鳥はうすものに封(こ)めらえて林に迷ふ。
庭には新蝶舞ひ、空には故雁帰る。
ここに天を蓋(きにがさ)とし、地を座(しきゐ)とし、膝を促(ちかづ)け觴(かづき)を飛ばす。
言を一室の裏に忘れ、衿を煙霞の外に開く。
淡然と自ら放(ひしきまま)にし、快然と自(みづか)ら足る。若し翰苑(かんゑん)にあらずは、何を以ちてか情(こころ)を述べむ。
詩に落梅の篇を紀(しる)す。古と今とそれ何そ異ならむ。
宜(よろ)しく園の梅を賦(ふ)して聊(いささ)かに短詠を成すべし。


【口語訳】
天平二年正月十三日に、大宰帥大伴旅人の邸宅に集まって宴を開く。
時に、初春の何事をするにもよいめでたい月にして、空気は清らかで風は和らぎ、梅は鏡の前で美女が白粉をつけるように白く美しく咲き、蘭は高貴な人が身につける香り袋の香りのように薫っている。
それだけでなく、明け方の嶺には雲がたなびき、松は薄絹のような雲を掛けて絹傘を傾け、夕景の峰には霧が生じ、鳥は薄霧に閉ざされて林中に迷っている。
庭には蝶が舞ひ、空には年を越した雁が帰ろうと飛んでいる。
ここに天を絹傘とし、地を座として、膝を近づけ酒を交わす。
人々は言葉を一室の裏に忘れ、胸襟を煙霞の外に開きあっている。
淡然と自らの心のままに振る舞い、快く各々満ち足りている。
もし文筆でなければ、どのようにして心を表現しようか。
中国にも多くの落梅の詩がある。
いにしえと現在と何の違いがあろう。
是非とも園の梅を詠んで、いささかの短詠を作ろうではないか。


大伴旅人は、神亀5年(728年)頃大宰帥として妻・大伴郎女を伴って大宰府に赴任する。これは、都で長屋王と仲が良かった為、敵対勢力からの左遷人事と言われています。
その九州でさすがに都に戻れないと思ったのか、酒を飲み和歌を沢山詠むようになる。万葉集では32首が採用されています。
内心忸怩たる思いもあったでしょうが、政治の中心から離れたことで、穏やかな生活を送ることができた。
この序の前年、神亀6年(729年)に長屋王の変左大臣長屋王が自殺。天平2年(730年)9月に大納言・多治比池守が薨去と大官が次々と没したことで、図らずも旅人は大納言となって都に呼び戻される。
政争に疲れ、心豊かに過ごしてしていたひととき。
1月。長い冬が終わって、梅の花が咲き蝶々が舞う庭で、梅花の宴を催し、みんな穏やかな気持ちになって歌を詠む。


なんと優雅な世界。
「令」を命令の「令」を思い浮かべるという人、間違いではないけど、「令」には「ご令嬢」とか「ご令室」とか「令色」とか、「よい」「りっぱな」って意味があります。
「和やか」で「よい」世の中に…という想いのこもった、とてもよい年号だと思います。

戦争の時代だった昭和。大きな災害が多かった平成。思い通りにならないのは仕方がないけど、少なくとも年号に込めた想いを国民全員が感じれば、どんなに大きな災難が降りかかろうとも、必ずいい世の中になっていくと思います。
願わくば、日本国および国民にとって良い年になりますように。

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村

お花見

 上野公園は満開、沢山の人がお花見していました。
 私は恒例の。上から不忍池を望むパセラ最上階テラス席でのお花見でした。
 屋内なので花粉の影響も少なく、毎年楽しみにしています。飲み放題は勿論、参加者が持ち込んだ色とりどりの春っぽい美味しいお酒に舌鼓。名作映画をプロデュースするボードゲームをやらせてもらい、実に面白かった。

 11時から17時まで堪能。
 2次会のカラオケも行きたかったのですが、明日の新任地初出社に向けた準備があり、残念ながら退散。
 
 通勤定期が今日までで、pasmoの登録をいったん削除するために長い列に並んでいると、駅員のおにーちゃんが、「それなら、とりあえず時期定期券を新規で買ってしまって、後日pasmoに乗せ換えはいつでもできますから、それなら並ばなくて大丈夫ですよ」と。おお~そういうやり方があったか。ありがとうおに~ちゃん。よっぱらってたので助かりました。

 で家に帰って準備をしようと思ったら、爆睡…。終わった。。


にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村
 

私の結論、2202は「あり」。

 ネタバレ全開で行きます。
 「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち」TV放映が無事終了しました。
 SNS上では賛否両論、7章を観てからいろいろな人の意見を見聞きしていますが、私の想いとしては「あり」です。ただ全面肯定では勿論ありません。程度の差こそあれ、否定派の人の意見もよくわかります。肯定派よりも説得力あります。

 ・引っかかったところ。
私が一番ひっかかったところは、前作「-2199」と「-星巡る方舟」を続編を謳いながら生かしていない事。テーマが異なるので方向性が異なる事は理解できるのですが、前作でキャラ立ちした登場人物が出てこなかったり、伏線を拾わなかったりしたのは不満でした。
 「-星巡る方舟」で斉藤始の上官で目の前で亡くなった桐生の娘で一緒にヤマトに乗り込んだ美影とのシーンは一切ないのは、続けてみているものとしては是非見たかったシーン。ガミラスパイロット、メルダ・ディッツも一切絡んでこない。イスカンダルは「さらば-」でも出てこなかったので、出てこない事を踏襲しているものの「-2199」で波動砲の封印をしたスターシアとの約束がある以上、それを「一戦艦の艦長との個人的なもので沖田艦長は地球の代表ではない」と言ってしまうのは、「-2199」での感動を莫迦にしています。これは、「さらば-」のTVシリーズ「-2」で主要人物を生き残らせた以上に唖然でした。
 物量vs物量っていうのも、ちょっと違うなと思いました。ヤマト1艦で強大な敵に立ち向かうのもありえない話ですが、”時間断層”を使って宇宙戦艦を大量生産するというのも、時間はともかく材料どうするのか、乗組員は?とか違和感感じてしまいました。時間断層内でもクローン兵を作っているとかあるのかな。。
 
 ・よかったところ
 ヤマトを大画面で動かす。私にとってはまずはそこがすべて。これまで全作、完結篇も復活編も実写版までスクリーンで観ており、「宇宙戦艦ヤマトが宇宙を行く」この一点がすべてのカタルシスの源。新しいヤマト物語をスクリーンで観ることができた。これは何物にも代えがたい。不満をいえば、第1作と「さらばー」以降は、「欲をいえば…」という程度で、正直物語の整合性とか矛盾とか正直どうでもよかったりします。
 「さらば―」「-2」のリメイクをするという時点でメインキャラ死亡ルートはそもそも考えられなかった。番宣web番組「さらば『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の宣伝会議』」でも、制作側から「主要人物の死はない」が制作条件だったといっていました。「さらば-」の感動は、後先考えない、まさに決死の続編だったからあれだけの感動がありました。それをちゃんとなぞらなければそもそも「さらばー」を越えることなんてできません。
 「―2202」の最終話は、あれはあれでよかったと思っています。25話でテレサとともに満身創痍のヤマトに載った古代と雪が敵に向かう。そして宇宙に光芒が走る。そして数か月後、実は時間断層に飛ばされていたヤマトが山本怜とともに帰還、古代と雪の生存が知らされて、国民投票の結果、(便利な)時間断層と引き換えに現世に帰還する。
 主要人物を殺してしまって、瓜二つの弟(加藤三郎→四郎)を出したり、沖田艦長に至っては、佐渡先生の「いやー誤診じゃったよ」の一言で復活するのは、ヤマトファンを愚弄しています。そういう意味では、終わらせないのであれば生かすべきです。矢吹丈はホセとの戦いの後(生死は不明としつつも)私的には死んだと思っている。サイボーグ009は002とともにブラックゴーストの魔神像を破壊した後成層圏で燃え尽きる。デビルマンもデーモン軍団との全面対決で死ぬ。強大な敵を倒すために命を掛けるのは特攻ではない。命令ではなく、死力を尽くして戦った結果。特攻隊員が死に向かう時に生きたいと思うのと一緒にするのは、物語の中とはいえ死んでいったあまたの登場人物に対して失礼です。
 最終話は、「さらば-」の後こういう物語があったとすれば、無理なく(いや、無理はあるけれど)次の物語に繋げられます。

 平井和正は、ウルフガイで人気キャラクターの虎4(フースー)を殺した事で読者から非難を受け、読者はこんな話が読みたいのかと、虎4は生き残り、青鹿先生が助かるエンディングをセルフパロディとして書いた上で「ハッピーエンドは物語の死である」といいました。物語としてどんなに重要な人物であっても必然性をもって死に至ることは決して悪い事ではないと思います。
 「さらばー」で死んでいった土方艦長、真田さん、空間騎兵隊の斉藤、コスモタイガー隊加藤、山本、佐渡先生、徳川機関長、みんなガトランティスの前に死力を尽くして戦った結果です。無駄な死は一つもない。


 既に続編の制作も発表されました。順当に考えれば、「―新たなる旅立ち」「―永遠に」の暗黒星団帝国篇か「―III」のリメイクになるとは思いますが、個人的には、過去にとらわれない完全オリジナルが良いかと。「―III」がグダグダだったので、「―III」をちゃんとリメイクするのも良い。


 いずれにしてもまだしばらくヤマト新作楽しめるのは喜ばしい。

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村


 
 
 

みなとみらい最終日

 6年間勤務していたランドマークタワー最終日でした。
 最終日、完全に甘くみてました。基本は片付けと異動連絡をするだけと思い、2件アポを入れてしまったのがまず失敗。
 片付けといっても、一部の引継ぎ資料だけで捨てるだけと思っていたら、それを一つ一つ確認してるとやたら時間が掛かる。名刺ファイルから名刺を抜くだけでも大変。
 しかも宅急便の集荷が16:45と。最後は適当にダンボールに突っ込みましたが、結局時間切れ。荷物は月曜発送火曜着に。。
 PCはいつも通り19時シャットダウン。引継ぎ資料の整理もして、HDDに移しそれを次の担当者に渡したのが18:55。10GBくらいあってシャットダウンに間に合うか微妙。そして連絡メール。主要なところは訪問していたので大丈夫ですが、細かなところへの案内は全然できていなくて、更に社内への挨拶メールも結局できませんでした。

 ぎりぎりで赴任先でのIPアドレスを取得。PCは持ち帰って4/1に設定できるようにしました。その他一部の新任地での作業ができる資料も手持ちで移動。とりあえず赴任初日はPCさえ動けば何とかなるかと。

 別れを惜しんで…なんて時間は全然ありませんでした(^_^;)。異動が分かった時から少しずつやってればよかったんですが、なんにもできなかったのが敗因です。。

 発送処理まで何とか終えて久しぶりに遅くまで残業しました。
 宵闇に浮かぶランドマークと段々のクィーンズタワーABC棟、帆に風を孕んだようなインターコンチ。少し離れると帆船日本丸とコスモワールドの観覧車、ぐるぐる回る遊具と、ザ・横浜の風景が広がっています。逆側にオフィスがあって海は見えませんでしたが、晴れている日は丹沢山系を挟んで遠景に富士山が毎日見えていました。
 学校が休みの今の時期や夏冬休み、土日出勤時や特にクリスマスやバレンタインデーの時など、浮かれた街を横目で見ながらのお仕事は「ちぇ…」と思う反面、平和を実感できる勤務地でもありました。

 一方で初めてやる仕事は、最初の頃はほんと大変。40も半ばを越えて新しいことを沢山覚えないとひとつも仕事が進まない。最初の1年でこれまでの人生と同じ分の「すいません」「ありがとう」を言ったと思います。最近は勿論そんなこともなく、大体のことはこなせるようになって更に一歩進める状況ができた感じでした。

 実は、次の仕事は今の仕事の延長線上にある職務なので、前回の異動の時よりは気持ちは楽。慣れた新宿経由での通勤も満員電車は慣れている。

 ありがとう横浜。
 あまり遊べなかったので、街は詳しくならなかったけど、また一つ自分を成長させて頂きました。

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村