手塚治虫「火の鳥」未完。
石森(私の中では石ノ森ではないのです)章太郎「サイボーグ009」未完。
半村良「太陽の世界」未完
好きな作家で大いにはまり、結局未完だったもの、枚挙に暇がない。
話を広げすぎた「宇宙海賊キャプテンハーロック」、いまだに新作が出ている「幻魔大戦」、中断中の「アダルトウルフガイシリーズ」ここら辺もしっかりした完結篇を読むのはもう無理だろうなぁ。
"ライフワーク"と呼べる作品を手がけられたのは作家として苦しいこともあるけど、楽しかったに違いない。そういった作品に触れられたのは読者としてもよかったのだろう。
だけど、結局作者がなくなってしまえば、真相は闇の中。後は想像で補うしかなくなるのはなんとも空しい。
物語としては、たとえばペリーローダンやクトゥルーやマーベルコミックスのように一人の作家ではなく、複数の作家が語り継いでいくというのもありなのだろうけど、そうすると、こちら(読者側)の寿命が尽きてしまう。
結論として物語を楽しむってことは、結末を知ることが出来なくても、作者が、心血を注いで作られたキャラクター、ストーリーを刹那的に楽しむって事なのか。。。
別名義での評論活動、『クイズヒントでピント』(これ知ってる人も少なくなっただろーな)の名回答者。その他弁舌鮮やかに精力的に活動されていました。
ご冥福をお祈り申し上げます。m(_ _)m。