を観る。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督・脚本・主演/1969/メキシコ映画
知る人ぞしるカルト映画。私は、タイトルだけは知っていましたが、今まで見る機会がなくて、数ヶ月前にカラオケの友達から頂きやっと見ることができました。
内容は、一見孤高のガンマンが登場する西部劇なのですが、表面的には目を背けたくなるような描写がたくさんあり、体力、精神力が充実していない時に見たら醜悪この上ない。夥しい死、死体、血、身体欠損者。更に醜悪なのは、健常者でありながら退廃した街の人々。
この醜悪な人々の営みの中で、何もない空や砂漠のなんと美しいことか。
決して万人に進められる映画ではありませんが、生とは何か?死とは何か?優しさとは、強さとは何か悩んだ時に、もしかしたらひとつの回答をくれる映画かもしれません。
寺山修司の「田園に死す」を見た時と同じような感覚になったのですが、寺山修司も大絶賛というのを見て納得しました。
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