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「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 を観た。

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 [ 臼井儀人 ]

 2001年公開 原恵一監督。
 何回目だろう。。4,5回目くらい?「親と子の繋がり」を意識した作品を見たくて再見。
 
 今日も姉貴と色々やりとり。とりあえず49日まではなんだかんだとやることいっぱい。ホントは今年最後の弓の講習会でしたが、そんなこんなでお休みさせていただきました。
 

 で、「オトナ帝国の逆襲」。これと次作「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」は、「クレヨンしんちゃん」の映画の中でも別格という評判ですが、私、この2作しか観ていないのでその他の作品とどう違うのか判りません。しかしながらこの2作は本当によくできています。

 知ってる人にはいまさらですけど「オトナ帝国―」のお話は、
 "20世紀博"というテーマパークに大人たちが魅了されていって、今の生活を捨てて子供時代に戻ってしまう。しんちゃんの両親も例外ではなく、子供の頃のヒーローや魔女っ子になって遊び始め、子供たちを育てることを放棄する。20世紀博は、“ケンちゃんチャコちゃん”をリーダーとする秘密結社"イエスタデイ・ワンスモア"による、大人を子供に戻して「古き良き昭和」を再現し、未来を放棄するという、恐るべき“オトナ帝国”化計画だった。それに立ち向かうしんちゃんたちと大人の心を取り戻したしんちゃんファミリーのお話。


 「3丁目の夕日」とか、ノスタルジックに想いを馳せる物語は決して嫌いじゃありませんが、私的には昔より今の方が全然好きです。確かに小さい頃、親の庇護のもと学校に通い、毎日遊んでいた時は、今みたいに生きる為の苦労はなかったけど、振り返るに値する甘美な思い出はない。だから、ヒロシがこれまでの人生の回想を経て、今を取り戻すシーンを観ても「当たり前じゃん。」と思ってしまうのです。
 それよりもラストで、ヒロシとみさえとひまわりとシロとしんちゃんの4人と1匹の生活を取り戻そうと、しんのすけが満身創痍になりながらタワーを駆け上がるシーンに心を打たれます。


 前述の通り、クレヨンしんちゃんの映画は、これと「アッパレ戦国−」しか観ていませんが、少なくともこの2つは、一般の映画に優るとも劣らない名作です。ジブリ映画と一括りにするのは乱暴だけど、ジブリアニメよりもいい映画。しかも両方とも100分以内という短さ。


 観ていない人、「え〜クレヨンしんちゃん!?」と敬遠している人にも観て頂きたい名作です。