1998年版の「ガメラ監督日記」も読んでいますが、今回新たに「ガメラ3-邪神覚醒-」にも触れた完全版として3部作完結25周年記念として新たに復刊。平成ガメラ3部作と同じ金子修介監督の「GMK怪獣総攻撃」を合わせた4作は怪獣映画として特撮好きが「待ちに待った」正統怪獣映画でした。これらがなければ「シン・ゴジラ」「ゴジラ-1.0」はなかったと思う。従来のガメラのイメージから脱却するための権利会社(大映)と監督がどのように戦ってきたかを知ることが出来るスリリングな本。平成ガメラ3部作観た人お勧めです。
ガメラはゴジラに対抗して大映が作った怪獣映画。第1作「大怪獣ガメラ」は1965年11月公開で学年1個下。第1作は白黒映画なのでほとんどTV放映されませんでしたが、翌年公開の第2作「ー対バルゴン」から7作目の「ー対ジグラ」は小学校の休みの時期になると毎年TVでやってました。
ゴジラと比べると、いっても”亀”だし、子供の味方だし、嫌いじゃありませんでした。でもさすがに小学校も高学年になると「ガメラはもういいや」って感じに。ゴジラはなんだかんだ言っても大人が主役(「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」除く)で、やっぱ怪獣と言えばゴジラと思っていました。
ところが、1995年に金子修介監督/樋口真嗣特技監督/伊藤和典脚本の「ガメラ 空中大決戦」を見た時、「ガメラでこんな重厚なドラマができるんだ!」と仰け反りました。
もっとも「ガメラ」ですから当然なんの期待もしておらず、映画館でも観ずレンタルビデオで観たのが初めてでした。
以降、1996年に第2作「レギオン襲来」1999年「邪神《イリス》覚醒」で平成3部作は終了となります。2006年に「小さき勇者たち~ガメラ~」が公開されましたが平成3部作とは全く関係のない作品。
「シン・ゴジラ」「ゴジラ-1.0」のヒットを観ても、求められるのは「子供の味方ガメラ」ではないのがなぜわからないんでしょう。
この際なので「スーパーロボット大戦」並みに制作にかかわらず、ガッパ(日活)、ギララ(松竹)、いうたら「大魔神」(大映)も併せて『オールジャパンモンスターバース』とか作って、その中でゴジラ対ガメラ夢の対決を死ぬまでに観たいので角川さん東宝さん是非話し合いを!!
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