出張、といっても社内研修(受講生)でした。
前泊含め2泊3日。リーダーシップ研修みたいな感じ。色々な演習を通じて、自分の長所短所を再発見させます。
最初は、「あるところで総務の仕事をしていた自分。来週には海外出張を控えているさなか、いきなり転勤の辞令。しかも転勤先はしばらく休んでいる課長の後任という事で一応昇進となる。海外出張の後着任だけど、その前に前任課長の残務を少し片付けていって欲しいという連絡。赴任先に着いたのは飛行機が出るまでの2時間半。この時間で机上の22の案件をメモを残したり、関係先に連絡するなり、何らかの指示を残して、できる限り不在の1週間の間に片付けるような指示をする。さてどのように処理を進めるか」を実際に2時間半かけてやる。
前任課長は1週間くらいいなかったのか案件山積み。自分が出張に行ってる間に日限が来るものも結構ある。これをどのようあ手順で誰にお願いするか全部メモに残します。
これでみられるのは、”いかに適切に優先順位を付けて処理したか”
他にやったのが、「部活動が盛んな会社。3000万の寄付があって、それを会社の部活動にあてることになった。テニス部・交響楽団部・野球部・茶道部・陸上部の5部がそれぞれ歴史と現状、希望予算額を提出してきた。私たちは各部の代表者。それを元にどのように配分していくか。」というもの。
過去の成績や地域、企業間交流、近隣からのクレーム対策など、様々な理由の中で何を取捨選択するか。それをグル―プの意見を調整して最後結論を出します。時間内に出ない場合は寄付は没収されちゃう。
こういう一見お遊びのような中でも、性格って出ます。ビデオで撮って振り返りをするのですが、いやもう恥ずかしいったらない。振り返ってみると自分の稚拙さとかが良くわかる。
こういうフリーディスカッションは「人狼」によく似てます。どうやって自分に有利に話を進めるか。しかし「人狼」でもそうですが、突発的な発言に対して、頭真っ白になってしまう事はよくあること。今回も野球部代表で参加してなんとか予算獲得しようと思って臨んだのに、いきなりメンバーから「野球部は結果出てないから廃部」と言われ「どっかーん」となってしまい、それを打ち消すのがやっと。それでも1700万の希望に対して、500万(5部中3位の多さ)まで引っ張って来たのは自分で自分を褒めてあげたい。、褒めて欲しいい。。
遊びの中にこそ、自分の本質は隠れているものだということが分かります。
「人狼」が仕事に応用できるとは思わなかった。最近やってないから、久しぶりに「人狼」やりたくなってきましたw
夜、受講生の仲間が言ってましたが、社員に対してこういう教育の機会を与えてくれているのはそれだけでも有難いこと。社員を「人財」という会社は正直胡散臭いと思うけど、言葉だけが独り歩きすることなく、ちゃんと人財として扱ってくれているってのはいいことです。