DVD/bluray発売に合わせての2週間限定上映ですので厳密には映画作品ではありません。
しかも全3話のフォーマットそのままスクリーンに掛けるだけなので、1話ずつオープニングとエンディングが入ります。イベント上映だから仕方がないのですが、せっかく劇場にかけるのであれば、途中のOP、ED位はカットしても良いのではないかと思いました。
さて内容ですが、石ノ森ワールドと永井ワールドのコラボレーションというのが一番の見どころです。
時間軸的には、009のミュートスサイボーグ編と地下帝国ヨミ編の間で、ハイティーンサイボーグ計画として0014〜18までのサイボーグが登場し、プロトタイプサイボーグである009たちと戦う話にデーモン族とデビルマンたちが絡んでくるというオリジナルストーリー。どちらかといえば009の世界を中心に話が進みます。
別物語のVSものといえば、「マジンガーZ対デビルマン」以降、東映まんがまつりで何作か作られましたが、すべて永井豪ワールドでした。今回は作家が違う世界を融合させるというとても珍しいもの。勿論多少の戦いはありますが、最終的には共通の敵に対して共同で戦うという流れは変わりません。
思った以上に違和感なくストーリーが展開されます。ネタバレになるので詳しくは内容に触れませんが、これはこれでありです。まぁ駆け足の感は否めませんので、3話といわず1クール位やっても良いかもしれません。
強いて、敢えて強いていえば、別計画のサイボーグ計画なら、連番の00ナンバーはいらないんじゃないかと。今回の14〜18の前には、0010〜13がいて原作に出てきますが、009の次は010、012…になるんじゃね?と思ったもんです。0009なら0010でもいいんですけど、0009じゃかっこ悪いもんなぁ。
全国10館イベント上映ですから、劇場に足を運ばずともレンタルとかされたら見てみるはありかと。セルは1万もする。高いです…。