日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「幻魔大戦 11 闇の波動」

 
幻魔大戦 11 闇の波動 (角川文庫)
 箱根駅伝が始まっていますが、幻魔"再読"マラソンも継続中です。いよいよ復路突入w
 最終的には生頼範義にイラスト統一されましたが、初版の頃はこの巻から加藤直之に表紙と挿画が変わりました。

 1968年1月8日から14日新年講演会当日まで。
 郁江の担当医師に突然いなくなったお詫びと癌が消えたことの説明に郁江の父と杉村由紀が面談する。その後、「幻魔の標的」発刊の為に出版社の人間に丈が面談。姉三千子が初めて渋谷道玄坂のGENKEN事務所に来て、挨拶といいつつ図らずもミニ講演をする。三千子を案内したのは高鳥慶輔。渋谷駅で偶然を装い三千子に接近するが、三千子は第一印象で危ういものを感じる。郁江はさらに神がかり、高鳥をけん制する為、道玄坂近くの喫茶店に誘う。店を出た時にチンピラに絡まれる2人。高鳥はPKを巧みに使い相手に重傷を負わせる。郁江は逃げる拍子に相手が転んだりして無傷(ここら辺の描写は「狼の紋章」の犬神明に通じる)。
 講演会当日、ニューヨークのミスターメインから丈宛てに国際電話。事務所で英語が喋れるのが高鳥だけで、さっそくメインに売り込みを掛け丈がこれない場合は高鳥が代理としてニューヨークに行くという約束を取り付ける。


 高鳥がだんだん本性を現してくる。また、郁江が癌から生還してきてGENKEN内の位置が単なる秘書グループの一員でなくなってくる。あまりにも急激な会の変化に筆頭秘書の杉村由紀は当惑しつつある。といっても、杉村由紀が雇われたのはクリスマス講演会後だから、12月26日。まだ1ヶ月も経っていない。クリスマス後援会が7巻のラスト、4巻で20日しか経ってない…。いずれ年表をちゃんとつくってみよう。杉村由紀ではないけど、内容が濃すぎて変化が早すぎです。
 残り9巻ですが、このペースで完結するわけない事はうすうす感じていましたが、まるで登場人物の一人になったかのように先が気になって仕方がなかったのを思い出します。

 組織は腐っていく。それを食い止めるためにはどうしたらよいか。ある意味GENKENの様子を見て、それを反面教師とすることができます。