日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

光明

ちょっと前の記事ですが感動したので。。


ぼくにしかできない店 できた 発達障害の15歳・岩野さんが桐生に開店 味覚生かしコーヒー豆焙煎(上毛新聞 5/5(金) 6:01配信)

 群馬県桐生市小曽根町の岩野響さん(15)が、自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を販売する「HORIZON LABO(ホライズン・ラボ)」という店を、同所の水道山中腹に開業した。店のキャッチコピーは「ぼくができることから ぼくにしかできないことへ」。発達障害の一つ、アスペルガー症候群と向き合いつつ、高校には進まない選択をし、自分にしかできないことを探している。■響さんは障害の影響で空間をつかむ力が弱く、黒板の字を書き写せなかったり、運動が苦手だったりした。学校の授業と部活動の両立ができず、中学1年の10月に不登校になった。■ 物心ついた頃から、同じ調味料でもメーカーの違いが分かるほど優れた味覚と嗅覚を持つ。両親に毎日出していたコーヒーに興味を持つようになり、中学2年の5月に知人から手回しの焙煎機をもらった。一つのことに熱中する性格で、市内の伊東屋珈琲(コーヒー)のロースター、古谷哲成さんらとも意見を交わし、焙煎する時間と温度でコーヒーの味がどう変わるのかを研究した。■ 中学3年の夏に家族とタイ・プーケットの海を見て、水平線(ホライズン)のように広く自由に生きたいと思った。自分を表現できるコーヒーの研究成果を発表する形で店を出そうと決意。自宅近くの空き小屋を父の開人さんと共に改装し、4月にオープンした。■ 商品は月替わりの1種類で、グアテマラ東ティモールなどの豆をブレンドする。今月はすっきりと飲みやすい味に仕上がった。温度を上げつつ時間をかけて焙煎することで、酸味をなくして深みのある豆を提供する。鮮度にこだわり、3、4日以内に焙煎したものを販売しようと心がける。「誰がどんな入れ方や飲み方をしても楽しめる豆を提供したい」と話す。


 すべての障害者に当てはまる事ではないけど、他の子と違う状態を親が受け入れて、才能を発見し伸ばしてあげる環境を作っていくって、本人は勿論、親が立派だなぁと思います。
 普通に学校に行き、勉強や運動をする。そういうことができないと社会生活不適応者のレッテルを貼ってしまって、小さいところに押し込めてしまう。でも実は、この子のように別の才能を持っている場合だってたくさんある。「徹子の部屋」の黒柳徹子さんも発達障害だといわれていますが、タレントとして長い間第一線で活躍されています。黒柳さんの場合もお母さんの朝さんがおおらかに徹子さんを受け止めた結果、今の徹子さんがいます。

 普通なんてないし、子供100人いれば100通りの育て方がある。世間や、自分の狭い了見の中に閉じ込めないで、まずはしっかりと愛してあげること。そしてその子の為に何をすればよいかをちゃんと考えることが大切。
 結婚をして子供を産み育てるというのは、自分の持てる力で一人の人間の人生にすごく近いところで関与することができる。これは間違いなく、自分の成長にもつながることだと思う。

 響くんの珈琲屋さん、いってみたいなぁ。