日本企業、撤退相次ぐ=スマホで苦境―携帯市場
富士通が携帯電話事業の売却に向けた調整に入った。国内携帯市場はスマートフォン登場後、「iPhone(アイフォーン)」を持つ米アップルの独壇場だ。2000年代初めは10社を超えた日本勢だが、撤退が相次ぎ、大手では富士通のほか、ソニー、シャープ、京セラが残るのみだ。■調査会社のMM総研によると、16年度の携帯出荷数シェアはアップルが43.5%で首位。スマホ登場前はほとんどが日本勢だったが、現在は2位のソニーでも12.5%にとどまる。■国内ではNEC、パナソニックがスマホから既に撤退し、東芝は富士通に携帯電話事業を譲渡した。富士通は高齢者が使いやすい「らくらくスマホ」が人気だが、かつてのような存在感はない。■世界市場では、韓国サムスン電子とアップルの2強が激しく競い、その後を中国勢が追う。07年のアイフォーン発売から10年が過ぎ、スマホ市場は成熟化した。日本メーカーではソニーが世界展開しているが、高価格な機種に絞って利益を出す戦略だ。シェア上位に日本勢の姿はない。(8/22(火) 17:04配信 時事通信)
多くのメーカーがしのぎを削っていた携帯時代から一転、スマートフォンでは完全に他国においていかれてしまい残念です。
といいつつ、部品供給をしているところは国内にあり、実はポテンシャル的には決して完全に死んだわけではないと思います。スマートフォンになって、優良な素材や部品をいかに安く調達できるかが勝負になってきています。日本メーカーの問題は、しがらみが多すぎてユーザー目線の基本設計ができないこと。過去の栄光(携帯の成功)を引きずってトレンドを見誤る悪しき上司がいること。この2点が大きいかと。
身贔屓の日本人が、こぞって日本製にそっぽを向き、海外製品、しかもどちらかといえばあまりいい印象を持っていない中韓の製品ですら購入するのは、ちょっと情けない。残っている富士通、ソニー、シャープ、京セラには頑張って欲しいし、基本設計とアッセンブルだけで成り立っているスマホであれば、ベンチャー企業でも一発逆転の可能性もあるかと。
ちなみに私が現在使っているのはVAIO。SONYから分かれたPC部門が独立した会社。アルミ削り出しボディはシンプルだけど堅牢で美しく、内臓メモリ16GBと少ない事を除けば、価格も安く、最終チェックは日本で行っているという安心感もあり結構気に入っています。
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