日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「狼のバラード」

狼のバラード アダルト・ウルフガイ・シリーズ (NON NOVEL)

平井和正著・kindle/祥伝社・NONNOVEL版
アダルトウルフガイシリーズ第2巻。
「地底の狼男」「狼よ、故郷を見よ」「人狼、暁に死す」3つの中編を収録。
前巻でCIAのCBW研究所を破壊した犬神明は抹殺すべき対象として追われ続けている(実は生物兵器として人狼の秘密を得るべくおわれているのだけど)。そんな中「地底の狼男」では、CIAの追手から一時的に保護することを条件に、細菌研究所から細菌もろとも姿を消したマッドサイエンティストを探すことを日本のCIA内閣情報室から依頼を受け下水道を駆ける。
 「狼よ、故郷を見よ」では、CIAに追われる中、紀州大峰山脈犬神明の母”みお”の故郷、犬神の里を訪れる。既に犬神衆は里におらず、ここにもCIAの追手がいた。そこで犬神明が唯一妻と認めた女性、”たか”と出逢う。
 「人狼、暁に死す」は、無謀な運転の結果交通事故を起こした北野光夫に犬神明が輸血をした結果、もう一人の人狼が誕生してしまう話。このお話は、もともと漫画「スパイダーマン」の原作として提供されたスパイダーマン小森ユウが輸血をした結果、もう一人のスパイダーマンが出来てしまう話(「スパイダーマンの影」)の改作。

 構成的には「人狼、暁に死す」が一番よくできていると思う。ただパッション的には、犬神明の生い立ちと最愛の伴侶”たか”との出会いと別れが描かれる「狼よ、故郷を見よ」が白眉。アダルトウルフガイの中でも1.2を争う良作です。

 私事ですが、カミさんの名前は”たか(こ)”。娘の名前は犬神明の母と同じ”みお”(もちろん2人ともひらがなじゃない)。なかなか運命的なものを感じます。
 潜在的に影響を受けて刷り込まれ、探し求めていたのかもしれません。


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