フジテレビが昨日最終回でした。今回の「鬼滅の刃」は、複数局での放送で、首都圏の地上波でもフジ以外にTOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BSがBS11、AT-X、ANIMAX、amazonprimeほかで配信もしています。アマプラは1回目から観れますので見逃ししても大丈夫なのに、一番早いフジをリアルタイムで観ていました。
大ヒットした「―無限列車編」からの続きで、吉原遊郭が舞台ということで、メインターゲットの子供たちは教育上大丈夫なのかなどと、的外れな批判もありましたが、原作通り、否、それ以上のアニメ化ですごくよかった。
昨日の最終回、第十一話『何度生まれ変わっても』
遊郭に住む鬼、上弦の陸「堕姫」と「妓夫太郎」の頸を同時に切り離すことに成功した炭治郎たち。しかし、妓夫太郎の断末魔の血鬼術で吉原遊郭は壊滅、音柱・宇髄天元は手首を失い、全身に毒が回り、伊之助もかろうじて生きているものの同じく毒が回り、心音が弱くなっている。そこへ禰豆子が復活、血鬼術・爆血を使い、2人の身体から毒を消し去り一命をとりとめる。
堕姫と妓夫太郎は頸だけになりながらお互いを罵りあっている。でも本心は、妓夫太郎は堕姫を守るために鬼になり、堕姫もいつも自分を守ってくれるお兄ちゃんが大好き。炭治郎が鬼になってしまった禰豆子を守ろうとしているのと本質的には変らない。兄妹愛。
妓夫太郎は、堕姫に光の方に行けというが、 堕姫は「何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!」と言って兄の背中に飛びつく。そして2人は仲良く?地獄に…。
生き地獄のような生い立ちの中で歪んでしまった挙句、鬼になってしまった2人で、2人のやってきたことは許されることはありませんが、妓夫太郎が言っているように、あんな家に生まれなければ、もしかしたら幸せな兄妹だったかもしれない。もうひとつの炭治郎、禰豆子兄妹だったかもしれません。
太鼓を身体から生やしている響凱も、那田蜘蛛山の累も、「無限列車編」で出てきて、無限城編で過去が語られる猗窩座も哀しい過去を背負って鬼になっている。もっとも、これから出てくるその他の上弦の鬼たちは揃いも揃ってクズばかりですけど。もしかしたら過去を語られていない鳴女とかは哀しい過去を持っているんだろうか…。
「刀鍛冶の里編」のアニメ化も決定らしい。これをTVでやって、無限城編からのクライマックスは2部もしくは3部で映画化って感じですかね。
かなりレベルの高い作画、作劇だったので、このレベルを最後まで維持してほしいなと思います。