10月から始まった市の弓道教室。全10回中今日は7回目。奇数回のみ講師補助をさせて頂いています。
入門教室は今日初めて的前に立ちました。生徒さんたちは、これまでやっていた”射法八節”やゴム弓練習、巻藁練習の意味が初めてわかります。
初めて矢を飛ばす。
しかし28m先の的どころか垜(あづち・的を掛けてある斜めの土の壁ね)にさえ届かない人多数。入門コース2回目の人や学生時代経験者は届きますが的には中たりません。
的に向かって弓に矢を番えて弦引いて離す。ただそれだけなのに、和弓って難しい。更に歩き方だの曲がり方だのだけでなく、団体でやる時の行射の順番(前の人を追い越しちゃいけないのは基本として、前の人の胴つくりのときに立つとか、弦音で取懸するとかその他もろもろ)も決まってる。しかもそれで的中も求められる。
この難しい事をよくやってんなーって思います。
入門者もこんなに難しいとは思ってなかったんじゃないかな。自分もそう思ったもん。
でもこれまで続けているのってのは、そこにやっぱり魅力があるから。
静かな動作、荘厳な雰囲気。日本の礼儀正しさだけでなく、そこにある強さ。
確かに入門教室は面白くないに違いありません。でも教室終了後にみんな続けてくれるといいなぁ。というかせっかく約3ヶ月で基礎の基礎に触れたんだから少なくとも全く知らない人よりは弓道ができるようになってますので、ここで辞めちゃうのはもったいないです。
弓道の魅力に取り憑かれてくれると良いのですが…。