鈴木敏夫編・集英社新書
「風の谷のナウシカ」(トップクラフト、のちにジブリに改組)から最新作「君たちはどう生きるか」までを、パンフ、書籍で書かれた事柄を制作順にまとめたもの。
後継を作る努力もしていたようですが、ジブリの経営を支えた宮﨑監督、興行的にはいまいちでしたがアニメーションの地平を切り開いてきた高畑監督2人があってはじめてジブリ。日テレ傘下に入り、ジブリ作品がこれまで通りの人気を保ち続けるためには、2人を支えた鈴木Pの2代目のような人も作らないといけない。実はこれが最も高いハードルかもしれない。
創作者はもちろん大切ですが、その実力を最大限に発揮できる環境を作ることも同じくらい大切です。