久しぶりに丸1日研修講師をしました。20名弱のリフォーム業者さんを対象に、どうしたらお客様が安心して頼むことができるかご提案、工事中のマナー、工事後のアフターフォローについて実例をもとに進める内容。
「お客さんの気持ちになって考えてください」と何度言ってもなかなかなれない人がいる。リフォームは、建物に関わることだから一見建設業と思われますが、実際は間違いなくサービス業。お客様の意向が第一で、技術は「お客様の夢をかなえる」能力の一部、お客様の夢を形にするという意味では、単なる建設業ではいけないと思うのです。しかしながら、単なる建設業者がいかに多いか。さらにいえば、建設業者でもない営業会社に至っては、建設の知識が薄くて営業マンのノルマが厳しいので特にご注意。このバランスをしっかり持った業者さんがサービス業としてお客様と末長いお付き合いをすることができれば、悪徳リフォーム騒ぎなど起きないのになぁと思い、1社でもまともなリフォーム屋さんになってもらいたくて一生懸命講師をします。
熱が入りすぎて、1日の研修は本当に疲れます。年齢のせいもありますが。しかしながら、本当に思うのです。うちはメーカーなんで、商品に対する責任は持ちますが、それは専門知識を持った人が取りつけないといけない。その人が、お客様と商品のマッチングを考えない、取り付けの知識も少ない、取り付け後のアフターフォローもしないでは、うちの商品の性能をしっかり発揮することなく悪者になってしまう。それは絶対に良くないこと。
付き合えば付き合うほど、建築業界っていい加減です。でもその中に、いろんなことに気付き始めた業者さんもいます。そういうお店を少しでも増やしていきたい。そういう想いで毎日仕事をしていたりするのです。とはいえ、100%間違いない会社を紹介することは、まだまだできませんが…。