日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「パンツの穴」を観た


 1984年 鈴木則文監督。

 GyaO!で無料放送してます(http://gyao.yahoo.co.jp/player/00873/v00020/v0000000000000000026/?list_id=312066&sc_i=gym084)。タブレットいじっていて偶然発見して、観始まったらとまらず 最後まで観てしまいました。

 「パンツの穴」というのは、学研の月刊アイドル雑誌BOMB!(ボム・今もあるのかな)の読者投稿コーナーの名前。ここに投稿された"ちょっとエッチな失敗談"をエピソードとそ手一つの話にしたのが映画版。話そのものは大したことないのですが、なにしろ当時大人気のアイドル菊池桃子が主演、更に思春期のスケベ心も手伝って映画は大ヒット。その後4作も続編(話の繋がりはない)やTVドラマも作られ、更に昨年21年振りに新作が作られるという息の長い作品。

 
 当時アイドル好きではあったんですけど、菊池桃子はターゲット外、しかも既に高校を卒業していたので、公開時には観ていませんでした。それにしても桃子ちゃんは可憐です。
 観てみるとよくまぁこんな作品に菊池桃子主演したなぁと思える下ネタオンパレードの作品。特にうんこが中心。

 冒頭遊園地で盗撮している中学生が、便意を催すが、あいにくトイレがいっぱい。極まって草むらにしゃがんで一息ついていたら豆電車の通り道だったという。おしり丸出しで苦笑いする中学生。
 その後ひょんなことから銀座のデパートのトイレで高校生と喧嘩をする主人公。モップに運子がついているとも知らず、それを高校生の顔に押し付けてしまう。これが大問題になって高校生グループと主人公の中学生グループが多摩ニュータウンの造成地で大決闘に発展。しかしここでも肥料のこやしを持ち出し、くそまみれの大決闘となる。それを仲裁するのは、当時金八先生で大人気だった武田鉄矢。この登場がまたびっくり。

 別にネタバレしてもよいのですが、せっかくGyaO!無料放送しているので気になったら見てください。ちなみに噂されていた程のエロさは皆無ですのでそういうの駄目な人にも安心。


 脇を固める役者さんが以外と豪華。
 井川比佐志、春川ますみが主人公の男の子の両親だったり、主人公が好きになる女の子のひとりのお父さんはハナ肇たこ八郎は、たまにしか学校に来ないのに学力優秀、スポーツ万能しかもかっこいい堂園健太郎のボクシングの個人コーチ役で出演。たこ八郎といえばコメディアンになる前はプロボクシング日本フライ級チャンピオン。ボクシング指導シーンは本格的で、こんなたこちゃん見たことがない位かっこいい。その後の演技はいつも通りでユニークです(この翌年たこ八郎は酔って海に入り溺死してしまいます…)。
 

 昭和59年といえば、世はバブル前夜。29年も前になるんですね。調べたら「パンツの穴」公開と同じ日に「さよならジュピター」その前の週に「風の谷のナウシカ」が公開されてます。この2つは映画館で観てます。

 この時代のなんか浮かれはじめた雰囲気はよく出ている珍作です。
 無料だし、時間があったら是非観て(ってほどでもないか…)。


 

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