「一生に一度は、映画館でジブリを。」
今回、コロナ禍の影響で新作映画の制作、公開が延期される中、旧作がシネコンで続々と掛かっています。これもその一環で、ナウシカ以外では「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「ゲド戦記」の4作が公開、しかも「千と千尋ー」「ナウシカ」「もののけ姫」が週間興行成績のベスト3を占めるという異常事態(^^;)。
一番古いナウシカは1984年の公開。ロードショウで観ていますので映画館で観るのは2回目。TVでもDVDでも観ていますので恐らく10回以上は観ているはず。でもこの4作の中では一番観たかった作品。もっとも私的ジブリベストワンは「天空の城ラピュタ」。ナウシカ以上に観ています。
ナウシカを初めて観たのは、浪人生が終わった3月でした。高校時代の友人と池袋東宝で。当時はまだ入れ替え制ではなく運悪く立ち見。一番後ろの席のすぐ後ろに立つことができて、約2時間立ったままで観ました。ラストシーン、隣で友人が泣いてたのを36年経った今も覚えています。今は映画で泣いちゃうこともしばしばあるのですが、当時映画で泣くなんて信じられなかった。
ラストシーンはあざとい演出で、もう何度も観ているんですけど、大ばば様が「その者、青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし。…古き言い伝えはまことじゃった…」というシーン、結構ウルって来ちゃいました。
これまで何度もTVで放送されて、DVDもブルーレイも出ていて今更映画館でやってもお金払ってみるのはどうなん?と思っている方も多いと思います。でもだまされたと思ってシネコンに行ってみるとよいです。
大空を翔るメーヴェ、ガンシップ、大地を埋め尽くす王蟲。腐海の空をゆったりと飛ぶ大王やんま。映画館の巨大スクリーンで観ると不思議に感動します。
やはり映画用に作られたアニメは映画館で観るに限ります。
「千と千尋ー」の油屋の絢爛豪華な感じ、ラストシーンの千とハクの飛行シーン、「もののけ姫」の巨大なシシ神、とかも同様。
「一生に一度は、映画館でジブリを。」
このコピー通りです。今まで観ていない作品はもちろん、36年ぶりに観た「風の谷のナウシカ」やっぱり名作でした。ラピュタやらないかなぁ。