9月10日は「弓道の日」。
大阪の猪飼弓具店さんが申請し2015年に制定されました。9(きゅう)・10(とお)ゴロ合わせですねw
弓道を始めて20年近く経ちます。もっとも10年以上休んでいたので実質10年未満ですけど。
今年は審査もなくいまだ参段、足踏み中。。
武道には昔から興味はあったのですが、そもそも痛いのは嫌いなんです。
柔道、合気道…投げられれば痛い。
剣道…竹刀で打たれたら痛い。
空手…蹴られても殴られても痛い。
という消去法で、弓道を始めました(^^;)。
それと、上記武道は素足ですけど、弓道は足袋を履きます。上品ですね。
所作もゆっくりで落ち着いています。
自分が痛いのも嫌ですけど、相手に痛い思いをさせるのも嫌。
弓道の敵は的であり自分自身(迷いの心)でもあります。
弓道は武道としては、あんまし役に立ちません。護身とか全然使えません。確かに急所に中れば殺傷応力は確実にありますが、まず中りません。
弓道の的は36cm。星的の中心は6cm、人の心臓の大きさといわれていますが、いやいやまぐれで入れることはあっても全部星に入れるのはかなり大変です。
4矢(よつや:一手2本×2)を射た時、3本目まで中って最後の1本を外すということがよくあります。
”欲が出る”ことで心に乱れが生じて、同じようにやっていてもこれまでと違う射になる。
何事に対しても無欲であること。功を焦らないこと。
弓道は、テクニックとしては役に立ちませんが、心を育てるという意味ではこれ以上のものはないと思います。
所作もそうですが、ちゃんと弓道衣を着こなしているとかっこいい。行射をしている姿もうまい人はかっこいい。
見た目だけでもかっこよくなりたいものです。