突然の訃報で驚きました。享年66とのこと。
80年代は、にっかつロマンポルノ、新東宝、オークラ、ミリオンフィルムのピンク映画の常連で、女優目当てで見ているのに大体大杉漣が出てました(笑)。
90年代Vシネ大隆盛の頃は、これまた何を見ても大杉漣が出てくる々々(笑)。なので、4
30年位前から大杉漣のことは知っていました。90年代後半、北野武監督映画に出た頃から一般の映画やTVドラマでも見かけるようになって、今や名バイプレイヤーの筆頭格でした。最近はバラエティにも積極的に出演したりして、こわもてだけじゃない人間味溢れる感じが更に演技の幅を広げていたように思います。
ピンク映画が斜陽になり、ピンク映画出身監督がVシネ、TVドラマ、一般映画を作り始めると同時にかつて一緒に仕事をした監督からのオファーで数々の作品に出るようになったということでしょうが、とはいえ、やっぱり監督たちが使いたい、と思わせるものがあったのでしょう。人柄もよかったに違いありません。一緒に仕事がしたいというのは、単に作品への起用というよりも「この人と仕事がしたい」と思わせるものの有無が大きいと聞いたことがあります。普通の仕事でも一緒ですね。
本当に残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。