日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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追いすずめ(4回目)。

昨日から配布されている入場特典、新海誠監督著の掌編「芹澤のものがたり」が欲しくて、『すずめの戸締まり』4回目行ってきました。次の土日くらいに行こうと思っていたんですが、全国先着50万部とのことで1週間後だと無くなる可能性もあり、なんとなく昨日の夜予約状況をみたら15時の回に空席があったので速攻予約しました。

『すずめの戸締まり』やっぱいいです。
荒唐無稽な物語、という意味で言えば『君の名は。』も『天気の子』も一緒なんですが、東日本大震災の被災者をダイレクトに描いていて、なおかつ地震国日本の現状と今後をも示唆する内容は、とても考えさせられます。

後ろ戸が開く影響でミミズが土地を揺るがし地震を引き起こす。
”ミミズ”封じ込める時、閉じ師である草太が唱える祝詞

「かけまくしもかしこき日不見の神よ。
遠つ御祖の産土よ。
久しく拝領つかまつったこの山河。
かしこみかしこみ謹んで、お返し申す。」

ラストシーンでは、この言葉の後に次のような言葉を繋げます。

「命がかりそめだとは知っています。
死は常に隣にあると分かっています。
それでも私たちは願ってしまう。
いま一年、いま一日、いまもう一時だけでも、
私たちは永らえたい。
猛き大大神よ!
お頼み申します!」

心からの叫びです。人知の及ばない神に対して、神の怒りを鎮める為に弱い人間は祈るしかできない。

どのような辛く悲しい状況にあろうとも、人々は助け合い平和な世界を祈り続け生き続けていかねばなりません。

明日は必ず来ると信じて。

これまでの新海作品以上に明日への希望に満ちた作品だと思います。

お勧め。


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